
モバイルWiFiを使っていて「どれくらい離れてもWiFiが繋がるのだろうか」と疑問に感じる方も多いでしょう。
実際、モバイルWiFiの電波は決して無制限につながるわけではなく、いわゆる「つながる距離の上限」が存在します。
そこで、今回はモバイルWiFiの電波が届く距離について、詳しくご紹介します。
モバイルWiFiとは、屋内外問わず、持ち歩いて使うことを前提としたWiFi端末です。
一般的に、自宅などで使われているホームWiFiは、「家で使うこと」を前提としていますので、持ち歩くことはほとんどないうえに、そもそも「設置型」のタイプであることがほとんどです。
一方、モバイルWiFiは自宅で使うだけではなく、外出先でも快適なインターネットを使いたいという方向けに提供されているWiFiであり、場所を問わずスマホで動画やネットサーフィン、メール、SNSなどを楽しめます。
モバイルWiFiを活用すればスマホの通信料を消費しなくて済むことから、「通信量の節約」にもつながるのが魅力です。
モバイルWiFiの電波の強さについて
モバイルWiFiの電波の強さは、結論からいうと製品によって異なるのが現状です。
そもそも、モバイルWiFiは製品によって特長が大きく異なります。例えば、周波数が高いものや低いものがあり、それぞれ「WiFiのつながりやすさ」に大きな差が生じるのです。
一口に「モバイルWiFi」といっても、製品ごとに特製が異なりますので一概には言えません。
とはいえ、モバイルWiFiは「屋外で使用すること」を前提としています。そのため、端末をバッグの中に入れたままスマホにWiFiを繋いだり、端末をポケットに入れてスマホのインターネットを楽しむことは十分に可能です。
モバイルWiFiの電波が届く距離は?
モバイルWiFiの電波が届く距離は、製品によって異なるものの10~20メートルが目安です。
住宅などで使用するホームWiFiと比較すると、やや距離が短い傾向にあります。とはいえ、外出先に持ち出して使うことを考えると、20メートル以上端末とスマホが離れるケースは少ないものです。
また、仮に屋内であっても、それぞれ同室内で使うのであれば、10~20メートル範囲内で住むことがほとんど。支障が生じるケースは少ないでしょう。
ちなみに、モバイルWiFiは低周波なタイプであれば、壁や家具などの障害物があっても問題なく接続できます。高周波は障害物から跳ね返りやすい傾向にあるのに対し、低周波は障害物の影響を受けにくいからです。
モバイルWi-Fiの電波が届きにくくなる原因
モバイルWi-Fiの電波が届きにくくなる原因はいくつかありますが、ひとつはWi-Fiルーターそのものに不具合が生じている場合です。
ルーターは長時間電源を入れていたり、気温が高い場合に熱を持ってしまいます。
すると「熱暴走」を起こして、通常の機能が提供できなくなってしまう場合があるのです。
そのほか、随時更新されているルーターのバージョンアップをしない場合も、不具合が生じて速度遅延などのトラブルが起こる場合があります。
次に考えられるのは、利用するエリアや場所の問題です。
モバイルWi-Fiはちょっとした移動で電波状況が大きく変わってしまうことがあります。
山間だと電波が悪くなってしまうことがあるほか、マンションなどコンクリートの厚い壁を挟むと電波が悪くなってしまうことがあるようです。
モバイルWiFiの電波をより遠くの距離まで飛ばすには?
モバイルWiFiを使うにあたり、「なるべく遠くまで電波が飛んでほしい」と考える方は少なくありません。
ここからは、モバイルWiFiの電波をより遠くまで飛ばすための方法をご紹介します。
電波が遠くまで飛ばせる端末に切り替える
モバイルWiFiの電波をより遠くまで飛ばすには、「電波が遠くまで飛ばせる端末」に切り替えることをおすすめします。
現在、国内には様々なモバイルWiFi端末が存在します。しかし、それぞれ電波が届く距離に大きな差があるのが現状です。もしかしたら、何気なく契約したモバイルWiFi端末は、近距離でしかつながらないタイプかもしれません。
そのため、電波を遠くまで飛ばしたいのであれば、電波が遠くまで届くモバイルWiFi端末を選ぶことが大切です。
周波数を変える
電波状況が悪いと感じたら、モバイルWi-Fi端末の周波数を変えてみるのもひとつの方法です。
モバイルWi-Fiの周波数には5GHzと2.4GHzの2種類があります。
簡単にいうと5GHzは利用している人が少ないけれど物理的鑑賞を受けやすいという特徴があります。2.4GHzは対応サービスがたくさんあるけれど、利用者が多いので回線が混雑しやすいという特徴があります。
初期設定は2.4GHzで設定されている端末が多いと思われますので、5GHzに対応している端末を利用してる場合は、電波状況が悪いと感じたら、5GHzに変えて改善されるかを試してみるとよいでしょう。
水回りから離れる
モバイルWiFiの電波遠くまで飛ばすためには、水回りから離れることが大切です。
モバイルWiFiに限らず、電波関連は水に弱い傾向にあります。水槽や浴室、キッチンなどの水気の多い場所にモバイルWiFiの端末を置くと、遠くまで電波が届きにくくなってしまう恐れがあるのです。
モバイルWiFiを使う場合には、なるべく水気の多い場所から離れて使用することをおすすめします。
クレードルの使用
クレドールとは、モバイルWi-Fiの端末を差し込む台のようなもので、使用することで電波状況が改善することを目的としています。
ガラケーの充電器のような役割もあるので、差し込んで置くとモバイルWi-Fiの端末を充電することもできます。
特にWiMAXは、マンションなど物理的な問題によって電波状況が左右されやすいといわれていますが、クレドールを使うことで改善されたと感じる人も少なくないようです。
先に紹介した周波数を変更しても状況が改善されない場合は、試してみるとよいでしょう。
中継器の使用
中継器は、設置することでWi-Fiの電波を届きやすくしてくれる機器です。
室内に入るとモバイルWi-Fiの電波が悪くなる場合、電波状況が比較的よい部屋に中継器を設置すると、そこから端末までの電波状況が改善されるといわれています。
コンセントに挿すだけで手軽に利用できるので、こちらも電波状況が悪いと感じている人は試してみるとよさそうですね。
モバイルWiFiの電波が届く距離は「2メートル」が目安
本ページでは、モバイルWiFiの電波が届く距離について解説しました。
モバイルWiFiは、住宅で使うホームWiFiと比較すると、電波が届く距離が2メートルとやや短めです。しかし、「外出先でも快適に使える」といったことをふまえると、便利な端末であることは間違いありません。
現在、モバイルWiFiの使用を検討している方は、本ページを参考にしたうえで検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトではモバイルWiFiの契約をお考えの方のために、おすすめのモバイルWiFiをランキング形で紹介しています!良かったらチェックしてみてください。